共英製鋼、東京鉄鋼と10月統合へ-市場縮小で危機感(2)

住友金属工業系の電炉大手共英製 鋼と、独立系電炉の東京鉄鋼は18日、経営統合することで基本合意し たと発表した。鉄鋼需要が未曾有のペースで縮小するなか、規模の拡 大で生き残りを図る。10月1日付で共同持ち株会社を設立する。株式 移転比率は1対0.15。

電炉各社は、主原料の鉄スクラップが昨年夏以降に急落した影響 で、見かけ上今期(2009年3月期)の業績は大きく悪化していない。 しかし、建材用を中心に国内鋼材需要が大きく減少しており、各社は 昨年末から大規模な減産を実施しているのが実情。2010年3月期は大 幅な需要減と鋼材市況悪化により採算悪化が必至のため、業界再編が 取り沙汰されるなか、先手を打った格好だ。

共英製鋼は、従来から他社に先駆けた値下げなど積極的な価格攻 勢で鋼材市場に影響力がある上、2007年に新日本製鉄系の電炉メーカ ー、合同製鉄と株式相互取得する形で提携しており、電炉業界の再編 を主導する一社とみられていた。

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