世界株式、新たな強気相場入りとの予想は「かなり時期尚早」-HSBC

HSBCグローバル・アセット・ マネジメント(香港)は、世界の株式市場は厳しい経済環境下にあり、 新しい強気相場入りを予想するのは「かなり時期尚早だ」との見方を示 した。

同社最高投資責任者のレオン・ゴールドフェルド氏は18日のイン タビューで、景気の悪化ペースは鈍化するだろうが、回復時の成長は 「極めて小幅」なものになると予想し、今年後半に実現する可能性が高 いと述べた。同氏はさらに、「このような背景では、株式相場の持続的 回復が始まり得る理由は見当たらない」と述べ、「これが正式な底入れ だという見方には懐疑的だ。底打ちするかもしれないが、新たな強気相 場に入ると言うにはかなり時期尚早だ」と指摘した。

日米欧が同時にリセッション(景気後退)入りしたなか、MSC Iワールド指数は昨年、42%下落し、少なくとも1970年以降で最大の 値下がりを演じた。今年も15%下げている。

ゴールドフェルド氏は、消費関連株や通信株のほか、社債が有望 だと述べた。景気変動に左右されにくいデフェンシブ銘柄以外では、H SBCはテクノロジー株の購入を始めており、相場がさらに下落すれば 保有を増やす方針だという。

同氏は「自動車や建設、エンジニアリング、造船といった景気敏 感セクターと比較すると、テクノロジー業界は華々しくはないが、企業 は人員削減を進めるなかで生産性向上のためにテクノロジー投資が必要 となるため、多少なりとも良い投資先だろう」と述べた。

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