銅相場:2カ月は上昇維持か、鉄鋼価格は底入れ近い-CICC

中国の投資銀行最大手、中国 国際金融(CICC)は、銅相場が向こう2カ月間、上昇を続けると の見通しを示した。在庫が減少するなか、中国政府や製造業者が銅を 購入していることが理由。銅相場の年初来上昇率は、ロンドン金属取 引所(LME)で取引される金属のうち2番目に高くなっている。

ルオ・ウェイ氏率いるCICCのアナリストらは18日付文書 で、銅消費が季節的なピークを迎えつつあると指摘。中国国家物資備 蓄局(SRB)が購入量を60万トンから100万トンに引き上げる との観測も高まっているとしている。

中国など各国政府の景気刺激策により消費が拡大するとの見方 が広がるなか、ロンドンの銅先物相場は年初来で24%上昇している。 商品相場が7年ぶりの安値に下落したことを受け、SRBは金属の買 い入れを進め、国内の生産業者を支援するとともに備蓄を増やしてい る。

CICCのアナリストらは「世界の銅供給は今年、35万-40 万トンの過剰となっているが」、SRBによる買い入れの影響で「容 易に不足に転じるだろう」と予想。さらに「銅はまた、中国政府によ る景気刺激策の恩恵を最も受ける」との見方を示した。

CICCによると、価格下落で損失が出たため中国の鉄鋼メー カーは再び減産を実施している。CICCは、3月末以降、消費が回 復する可能性があるため、鉄鋼価格のさらなる下落は「限定的」との 見通しを示した。

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