信越化株が4カ月ぶりの高値、半導体材料の需要改善期待-塩ビも堅調

塩化ビニル樹脂や半導体ウエハ世 界首位の信越化学工業の株価が4連騰。一時前日比4.2%高の4950円 と、約4カ月ぶりの高値を付けた。塩ビ樹脂事業が堅調に推移している うえ、半導体材料の需要改善期待も高まっている。来期(2010年3月 期)も相対的に底堅い収益が見込めるとして、株価見直しが進んでいる。

日興シティグループ証券の金井孝男アナリストは17日付で、電子 材料セクターの短期株価見通しを「中立」から「強気」へ引き上げた。 1月までに需要が底入れした液晶部材に続き、「半導体材料も1月また は2月を底にボトムアウト」していくと指摘。特に300ミリウエハは 3月から明確に回復しているもようという。今後発表される月次動向な どがポジティブに評価される可能性が高く、株価は上昇基調をたどると 予測した。

そうした電子材料セクターの中でも、同社は米国の塩ビをはじめと して事業に堅調なものも多いと金井氏は評価。全体の収益は減益見込み ながら圧倒的に底堅いという。同証券では09年3月期の連結営業利益 を前期比11%減の2550億円、来期を18%減の2100億円と予想する。

この日は、米住宅着工の予想外の増加も、塩ビ市場の改善につなが るとして株価に追い風となっている。米商務省が17日に発表した2月 の住宅着工件数は前月比22%増の58万3000戸と、ブルームバーグ・ ニュースがまとめた事前予想(45万戸)を大幅に上回った。増加率は 1990年以来で最大。先行指標となる住宅着工許可件数も3%増の54万 7000件と、事前予想(50万件)を上回った。

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