株主優待は商品セットか割引券、中村屋株が高値圏-実質利回り2%超

老舗和菓子店で、中華まんが主力 の中村屋の株価が一時前日比0.6%高の514円と、変わらずを挟み5 日続伸。決算期末を控え、株主優待制度など投資家還元策を評価した買 いが継続、52週高値(518円)圏での堅調な値動きとなっている。

中村屋は3月31日付の株主名簿に記載された1000株の株主に対 し、2000円相当の同社商品詰め合わせセットか、優待券などを送付し ている。優待券は20枚つづりの割引券で、500円以上の買い物・飲食 時の際に15%割引く仕組み。このほか、「社会貢献団体に2000円を 寄付する制度」(広報担当の吉岡修一氏)など、3つの選択肢がある。

現時点での年間配当予想は10円。17日終値の511円で中村屋株 1000株(最小単位)を買い付けると、51万1000円の投資資金が必要 だが、株主名簿に記載されれば1万2000円程度の配当と優待券を手に することができ、実質利回りは年2.34%となる。

チャート分岐点、中華まんは暖冬で弱含み

中村屋株の2008年以降のチャートを見ると、400円から500円の 価格帯で上下動を繰り返し、500円が頑強の上値の節目となっていた。 しかし、今月16日以降の上げで一時518円まで上げ、新たな価格レン ジに移行できるか、分岐点に差し掛かっている。500円から600円の 範囲となれば、07年秋以来の水準。

今期(09年3月期)業績予想は、連結売上高が1.8%増の440億 円、営業利益が同1.5%増の21億8000万円。第3四半期累積決算 (08年4-12月期)までの進ちょく率は、売上高で70.9%、営業利 益で45.4%。「暖冬もあり、中華まんの販売が若干弱含んだ」(吉岡 氏)としている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE