国債買入増額は円売り材料、海外勢の反応待ち-三菱UFJ証・塩入氏

三菱UFJ証券クレジット市場部為 替課長の塩入稔氏は18日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビュー で、日本銀行が発表した長期国債買入増額の円相場への影響について、 以下のようにコメントした。

日本銀行は18日午後、同日開いた金融政策決定会合で、長期国債の 買入額をこれまでの月1.4兆円から「1.8兆円」に増額することを決定 した、と発表した。金融市場の安定を図るため、長期資金の一段の供給 が必要と判断した。

「増額規模が4000億円と事前予想の2000億円程度より大きかった 分、反応して債券も買われている。しかし、為替市場は前回GDP(国 内総生産)が発表された時と同じで無反応。完全に海外勢の反応待ちと なっている」

「増額自体は事前に報道されていたし、ある程度織り込まれていた。 ただ、円を買う材料ではないしどちらかといえば円を売る材料。今は円 売りの方をくみ取りたいという向きが多そうな雰囲気がある」

「FOMC(米連邦公開市場委員会)も控えているし、海外でどの ような反応が出るかだ。海外勢がまだドル・円での円安方向に賭けたい のであれば、格好の円売り材料にはなる」

「ただ、今はドル・円が1ドル=95円を大きく抜けて日が浅い時の ように円売りムード満々といった感じでもない。ユーロ・ドルが1ユー ロ=1.30ドル台にしっかり入ってきているので、ユーロがここから伸び てユーロ・円も上昇するようであれば、ドル・円も上がれるムードにな るだろう」

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