債券相場は上昇、予想以上の国債買い入れ増額で-10年は1.3%割れ

債券相場は上昇(利回りは低下)。 朝方は前日の米国債下落を受けて売りが先行した。しかし、日経平均株 価が伸び悩んだことに加え、日銀金融政策決定会合で長期国債買い入れ 額を月1.4兆円から月1.8兆円に増額すると決定したことを好感して買 い優勢となった。

BNPパリバ証券シニア債券ストラテジストの山脇貴史氏は、「日 銀が国債買い入れを月4000億円増額したのは予想外。増額があっても 1000億-2000億円程度とみていた債券市場にとってはポジティブサプ ラズ(驚き)だ」と指摘。

その上で、「1年超-10年以下のゾーンで月間に1兆円が吸収さ れるほか、現物市場全体に金利低下圧力がかかりやすくなる。証券会社 のディーラーにとっても国債買い入れを効率的に使えるとなれば、利回 り曲線のゆがみが解消され、流動性が上がって金利低下につながりやす い」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は、午後に入って一段高となり、前 日比42銭高の139円00銭まで値を上げた。その後は、138円台後半で 推移している。6月物の午後1時2分時点での売買高は2兆2987億円。

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、午後に入って水 準を切り下げ、前日比1.5ベーシスポイント低い1.285%と1.3%の大 台を割り込んで推移している。また、新発5年債利回りは前日比2bp 低い0.75%で推移している。

日本銀行は18日午後、同日開いた金融政策決定会合で、長期国債 の買入額をこれまでの月1.4兆円から「1.8兆円」に増額することを決 定した、と発表した。日銀は金融調節方針については、政策金利を

0.1%前後に据え置くことを決定した。

--共同取材:赤間信行 Editor:Hidenori Yamanaka, Tetsuzo Ushiroyama

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