ベネッセ株が4年ぶり安値から反転、進研ゼミの解約率低く業績超過も

教育サービスを展開するベネッセ コーポレーションの株価が、4年4カ月ぶりの安値更新後に反転、一時

3.3%高の3450円まで買われた。高収益構造の内需系ディフェンシブ 株とみられてきた分、3月の下げ相場で換金売りの対象とされてきた。 しかし今後はこうした動きも収まり、主力である「進研ゼミ」の解約率 の低さ、今期業績の上振れ余地を評価する声がアナリストから聞かれる。

この日は売り優勢で始まり、午前9時41分に5.4%安の3160円 と、2004年11月2日以来の安値に沈んだ。3月上旬の4000円台から 一気に2割以上下げた背景について、CSK-IS金融経済研究所の岡 敬シニアアナリストは、「売られ過ぎた輸出株を買い戻す流れが強まり、 ベネッセ、もしもしホットライン、ピジョンなど景気変動の影響を受け にくい内需系成長株が売られてしまった」と解説、ファンダメンタルズ (基礎的諸条件)に則さない相場ローテーションだったという。

ベネッセのファンダメンタルズについて、岡氏は「これだけの環境 変化にもかかわらず、進研ゼミの解約率が上がっておらず、今期は利益 の上振れが可能」と指摘。生徒獲得のため、第4四半期(1-3月期) に宣伝広告費を積み増すかもしれないが、「若干上回る着地になろう」 と予測する。同研究所では、今期営業利益は393億円と、会社計画の 385億円を2%上回るとみている。

一方、来期は413億円に拡大すると試算し、「これだけの高水準 の利益を維持できる会社はほかにはあまりない」(岡氏)と高く評価し ている。08年12月末現在の「進研ゼミ」の延べ会員数は3296万人。 語学教室「ベルリッツ」を中心とする語学レッスン数は550万件。

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