ゴールドマン:鉄鉱石の契約価格予想、40%引き下げに下方修正

ゴールドマン・サックスJBウェ アは、世界の鉄鋼生産の減少を理由に、鉄鉱石の契約価格予想を下方 修正し、値下げ幅が過去最大の40%になるとの見通しを示した。

マルコム・サウスウッド氏率いるゴールドマン・サックスのアナ リストらは、17日付リポートで、指標となるオーストラリア産鉄鉱石 の契約価格が2009年度に1トン当たり55ドルと、過去最高値だった 08年度の91ドルから下落するとの見方を示した。従来は30%の下落 と予想していた。

豪マッコーリー・グループも今週、鉄鉱石の価格見通しを引き下げ ている。第2次世界大戦以降で最悪のリセッション(景気後退)によ り鉄鋼需要が減退し、中国の港湾の在庫は増加している。中国は世界 最大の鉄鋼生産国。

リポートは「鉄鉱石の主要供給会社は、最終的に従来予想を上回 る値下げで譲歩することを余儀なくされる見通しだ。価格交渉は長引 き、厳しいものになるだろう」としている。

ゴールドマンは、鉄鉱石生産会社である英豪系リオ・ティントの 09年の1株利益(EPS)の見通しを21%、10年については30%、 それぞれ引き下げた。豪BHPビリトンの09年のEPSの見通しは 3%、10年については15%、それぞれ下方修正した。

ゴールドマンによると、豪州産鉄鉱石の契約価格が40%引き下げ られれば、値下げ幅は過去最大となる。08年度までは6年連続で上昇 している。

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