工作機械株が高い、中国で引き合い増加との見方-海外受注下げ止まり

森精機製作所や牧野フライス製作所 など工作機械株が高い。中国の鉄道車両や建設機械などからの引き合い が増え始めているとの指摘があった。工作機械受注統計では中国をはじ めとして外需が前月比で増加に転じたため、業績不安が和らいだ。

森精機の株価は一時、前日比3.4%高の922円と、昨年11月5日 以来の高値を記録した。牧野フは同4.2%高の274円。ツガミ、オー クマも高い。

野村証券金融経済研究所の斉藤克史アナリストは17日付の投資家 向けのメモで、3月初旬に中国の工作機械メーカーを訪問した際、「2 月中旬から引き合いが増加し始めたとの多くの声を聞いた」と紹介した。

同氏は、輸出ビジネスが中心の外資系企業はまだ厳しいとしなが らも、「中国の景気対策の恩恵を受ける内需系の中国ローカル企業に動 きが出ている。具体的には、鉄道車両、農業機械、建設機械、家電、イ ンフラ関連の電機向けが挙げられる」と、一部に明るさが見え始めたと している。

一方、工作機械メーカーで構成する日本工作機械工業会が17日に 発表した受注統計(確報値)によると、2月の海外向け受注総額は前年 同月比83%減の121億円と急減しているが、前月比では23%増と5カ 月ぶりに増加に転じた。斉藤氏は「輸出は非常に低い水準ながらも、下 げ止まりつつある」と強調している。

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