RBS証の西岡氏:世界的な成長率の収れんで主要国金利差縮小が定着

RBS証券チーフエコノミストの 西岡純子氏は17日のセミナーで、「世界的な成長率格差の収れんによ り、今後、主要国の金利差の縮小が定着する」と述べた。

西岡氏は、世界的な低金利政策、低成長率、低インフレ予想を背景 に、「今後2-3年は資本・所得の流れが縮小していく」との見通し示 した。2009年の主要国トレンド成長率を日本が前年比1.4%上昇、米 国は同1.8%上昇、ユーロ圏は同2.0%上昇と推計している。

また、日本経済見通しに関して、当面のリスク要因として、過度な 外需依存度、円高、経常収支の悪化、雇用調整の長期化などを挙げた。 長期的なリスク要因としては、「過剰流動性を背景としたコストプッシ ュインフレの再来」を想定しており、「マネーストックが過剰になると インフレ率が高止まりする」と懸念を示した。

日本銀行の金融政策に関しては、「テイラールール(インフレ率と 経済成長率を基に中央銀行の政策金利を算出する方法)に基づく推計コ ールレートと無担保コール翌日物金利を比較すると、量的緩和時を上回 るマイナスとなっている」と分析し、金融政策が後手に回っている可能 性を指摘した。

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