短期市場:翌日物0.09-0.10%、現先オペ1兆円増額-レポは0.15%

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.09-0.10%を中心に取引されている。日本銀行が高水準の準備 預金残高を維持する中、銀行の手元資金は潤沢だ。23日の国債決済集 中日のレポ(現金担保付債券貸借)金利が強含んだため、この日の国 債買い現先オペは前日から1兆円増額された。

翌日物は前日の加重平均0.100%に対し、地方銀行の調達を中心 に0.09-0.10%で取引されている。一部0.13%の取引も見られるが、 大手銀行の調達希望は0.05-0.07%まで引き下げられている。レポは 19日受け渡し分が0.11%、23日分は0.15%で推移している。

23日受け渡し分のレポは5ベーシスポイント(bp)高い0.17% まで強含む場面もあった。同日は国債大量償還の資金余剰日だが、総 額9.8兆円の短期国債や利付国債の発行が集中し、資金の受け払いが 大きい。国債利払い銘柄の停止期間が明けて資金手当ても増えるため、 資金の出し手が慎重だった。

ただ、日銀は期末を控えてレポ金利を低水準に抑えており、資金 供給を拡大するとの期待もあった。銀行も期末越えの資金繰りにめど が付き始め、月内の資金には余裕がある。国庫短期証券(TB)の購 入に慎重な一方、足元資金の運用意欲は強いとみられている。

日銀は午前9時30分、スポットネクスト物(3月23日-24 日)の国債買い現先オペを前日比1兆円多い3兆5000億円で通知した。 1週間物(3月23日-30日)は横ばいの1兆円。前日の最低落札金 利はスポットネクスト物が下限0.10%、1週間物は0.13%だった。

積み序盤

無担保コール翌日物では、大手行の調達金利が0.05%まで引き下 げられるなど、期末を控えた準備預金の積み序盤にしては調達が弱い。 期末越えの資金を多めに確保しているとの見方もあり、積みを進める 動きが鈍っている。地方銀行は交付金が入るところもあるもようだ。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節は見送られ、この日の当 座預金は1000億円減の12兆3000億円程度、準備預金(除くゆうち ょ銀)は3000億円減の9兆5000億円程度になる。今回の積み期間は 準備預金が9兆円台半ばから後半で調節されている。

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