アスクル株が反発、経費圧縮で利益の積み上がりは順調-目標達成期待

オフィス関連用品のネット販売を手 掛けるアスクルの株価が一時、前日比2.7%高の1540円と反発。17日公 表の第3四半期累計(2008年6月-09年2月)決算は、連結営業利益で 59億円を確保、通期予想に対する進ちょく率は72.9%となった。経費抑 制などで利益面での通期目標を達成することが可能とみられ、買いが優 勢となった。

同社が17日の取引終了後に公表した第3四半期決算によると、連結 営業利益率は4.2%。中小企業の経営環境悪化などで、顧客先の購入単 価が2.9%低下、粗利益率が0.9ポイント悪化した。しかし、業務外注 費などの圧縮などで販売管理費は抑制、販管費率は前年同期と同じ19% に抑えた。

いちよし経済研究所の納博司アナリストは、「トップライン(売り 上げ)は弱いが、コストコントロールがうまく効き、利益面では弊社の 予想を上回った。通期利益目標の達成は可能だ」と指摘、投資判断「極 めて投資妙味あり」を継続した。

会社側の通期(09年5月期)業績予想は、売上高が前期比5.9%増 の2009億円、営業利益が同17%減の81億円。新間接材一括購買システ ム「ソロエル」の導入も当初計画から上振れ。アサヒビールやオムロン に続き、資生堂やソニーも同システムを採用し、今期の導入目標を5企 業グループ95社(当初は4企業グループ80社)とした。

納氏は「来期、再来期にかけて、ソロエルの普及が進み、収益への 本格寄与が始まれば、成長力の高い企業として見直されるだろう」と話 している。

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