トリシェECB総裁:非伝統的な金融政策の検討は「続いている」

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は17日、パリで講演し、非伝統的な金融政策を採用すべきか どうかを政策委員らが検討する「プロセスが続いている」と説明した。

ECBは5日の定例政策委員会で、政策金利を過去最低の1.5% に引き下げており、利下げ余地がなくなった場合の景気支援策を打ち 出すよう求められている。イングランド銀行が国債の買い取りを開始 し、米連邦準備制度理事会(FRB)も実施の可能性に言及するなか、 一部のエコノミストらはECBが対応策を明確にしていないとして、 トリシェ総裁を批判していた。

同総裁はこの日の講演で、「追加対策の検討とその必要性を分析 するプロセスが続いている」と語った。

ECBはこれまでのところ、融資回復策として、銀行システムへ の無制限の資金供給に注力している。トリシェ総裁はこの日、米経済 が金融市場からの資金調達を主体としているのに対し、ユーロ圏は銀 行からの借り入れが多いと説明。同地域で「企業や家計向け融資を万 全にすることは、銀行システムに適切な流動性を確保することをおお むね意味する」と語った。

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