インド:金融システム保護に向けた「予防措置」実施を-IMF年次報告

国際通貨基金(IMF)は18日 発表したインド経済に関する年次報告で、インド当局に対し、成長率 低下から金融システムを保護するための追加措置を求めた。

IMFは「信用リスク上昇や流動性圧力に伴い金融システムが圧 迫される一方で、実体経済と金融セクターの間に生じるマイナスのフ ィードバックループ(小さな変化が繰り返されて大きな変化になるこ と)が強くなる恐れがある」と指摘した。

IMF理事会はインド当局に対し、不良資産を特定し、銀行シス テムの潜在的な欠陥に対処するための「追加予防措置の実施」を呼び 掛けた。また、インドがこれまでのところ「金融面で好ましい健全性」 を示しているものの、世界的な信用危機に伴うリスクが増していると も警告した。

インドの公的債務が高水準にあることで、追加財政刺激の余地は ほとんどないとも指摘。インド政府は「高品質なインフラ」への追加 支出や「貧困関連の支出」に加え、必要であれば銀行の資本増強にも 重点を置くべきだと付け加えた。

IMFの予想によると、インドの2009年度(09年4月-10年 3月)の成長率見通しは5.3%と、前年度の6.3%から低下するもよ うだ。消費者物価上昇率は3.4%と、前年度の7.8%から大幅に下が る見通し。

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