任天堂株反落、人気ゲーム機けん引の業績ピーク感-ドイツ証売り判断

任天堂の株価が反落。人気ゲーム 機の好調による業績拡大のトレンドは現在がピークで、今後は減益局面 に入るリスクがあるとしてドイツ証券では投資判断「売り」で新規に調 査を開始した。株価の反発余力は鈍いと見た向きの売りに押され、主力 取引所の大証1部で一時、前日比4.1%安の2万8680円まで下げた。

ドイツ証券は17日、携帯型ゲーム機で世界最大手の任天堂株の投 資判断を新規に「Sell(売り)」とし、今後12カ月間の目標株価は 2011年3月期予想を基準に、全産業平均PER11倍に相当する2万円 に設定した。この日の安値から約3割の下げ余地がある計算だ。任天堂 株の年初来騰落率は、午前終了時点でマイナス14.1%。昨年来高値の 6万3900円(2008年6月26日)からの下落率は55%に達する。

同証の菊池悟アナリストは投資家向けリポートで、現状の任天堂 は据え置き型ゲーム機「Wii」、携帯型ゲーム機「ニンテンドーD S」の成功による業績拡大のピークに位置し、今後はコンテンツの状況 次第で早くに減速、次期プラットフォームの成否により過去の業績水準 に戻る可能性もあると指摘。「優良企業であっても、減益傾向に入ると 予想される同社には、回復の時期を探ることになる日本企業全体と比較 し、株価評価でプレミアムを付与することは難しい」と結論付けている。

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