新興市場債相場:7日続伸、4カ月で最長の上昇-リスク選好強まる

17日の新興市場債券相場は7営 業日続伸し、過去4カ月余りで最長の上昇となっている。2月の米住 宅着工件数が予想外に急増したことを受けて、リスク資産への投資志 向が高まった。

JPモルガン・チェースのEMBIプラス指数によると、新興市 場債の米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は9ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)低下の630bp。スプレッドは6日 以降、56bp縮小している。

IDEAグローバルの中南米債券調査責任者、エンリケ・アルバ レス氏(ニューヨーク在勤)は「株式相場の動向がより大きなけん引 役となっている」と指摘。さらに、中南米の債券相場の動きは他の新 興市場よりも遅れていると付け加えた。

同氏は「米株式相場が上昇を維持し、もう少し安定性を示すこと ができ、さらにこれが米経済にとってプラス要因の構築につながれば」、 ブラジルとメキシコがキャッチアップの上昇を主導すると予想した。

予想外の米住宅着工急増に加え、米連邦準備制度理事会(FRB) が追加景気対策の概要を発表するとの観測を背景に、17日の米株式相 場は上昇。S&P500種株価指数はオバマ大統領就任以来の下げの半 分以上を回復した。

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