大幸薬品:初値後ストップ高-感染管理の将来性と業績上ぶれ期待(2

一般用医薬品や感染管理製品の製 造販売を行う大幸薬品が18日、東京証券取引所第2部に新規上場した。 感染管理事業の将来性や業績上ぶれ期待から、初値は売出価格(2000 円)比6%高の2120円となった。その後も買いの勢いは衰えず、同 26%高の2520円と値幅制限いっぱいのストップ高を付けた。

いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は「感染予防分野での同 社の二酸化塩素ガス技術が投資家から注目されている。業績面も安心感 がある」と述べた。宇田川氏によると、二酸化塩素は人体に無害である ほか、滅菌性や殺菌性に優れている。このため「今後は幅広い分野で使 われそうだ」(同氏)という。

正露丸が主力、業績進ちょく率高い

同社は整腸薬「正露丸」が主力の薬品会社で、近年は二酸化塩素ガ スを利用した感染管理事業に力を入れている。主幹事は野村証券で、売 り出し株数は約127万株。このほか、オーバーアロットメントによる 売り出しが約12万株。2009年3月期の連結営業利益は8億6400万円 の見込み。第3四半期までの営業利益は8億1600万円で、進ちょく率 は94%に達している。

野村証は来期も大幅増益を予想

野村証券金融経済研究所の若尾正示アナリストは18日付リポート で、「医薬品事業の主力製品である正露丸は高いブランド力から安定し た収益を誇る」とした上で、「感染管理事業が当社の成長の鍵を握る」 と指摘。09年3月期の連結営業利益は9億3400万円、10年3月期も 感染管理製品の除菌・ウイルス除去剤クレベリンの売り上げが順調に伸 びるとして、10億8700万円を予想している。

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