3月の英中銀:全会一致で750億ポンドの量的緩和を決定(2)

イングランド銀行(英中央銀 行)は今月5日に開いた金融政策委員会(MPC)で、量的緩和策を 初めて導入し最大750億ポンド(約10兆2670億円)をシステムに 注入することを全会一致で決めた。MPCはこれより先に政策金利の レポ金利を0.5ポイント引き下げ、1694年の創設以来で最低水準と なる0.5%とすることも全会一致で決定した。同行が18日公表した 議事録で明らかになった。

キング総裁ら9人から成るMPCの議事録によれば、MPCは 向こう3カ月のいわゆる量的緩和の規模に関して、500億-1000億 ポンドの間で協議した。MPCはまた、翌日物の中銀預金金利をゼロ とすることも決定した。

キング総裁は17日、資産買い取りの停止と利上げ開始の時期は インフレ見通し次第だとの考えを示した。英中銀は先月、インフレ率 は2011年に0.3%まで低下し、目標値の2%を下回るとの見通しを 公表している。

議事録は「当初の資産購入の規模は、インフレ率を中期的に目標 付近で維持できる水準まで名目支出を増やすためにMPCが必要なあ らゆる措置を取ることを示すのに十分なものでなければならなかっ た」と説明。「初回の注入額が小さ過ぎれば市場関係者が、このよう な資産買い取りが効果的な政策手段ではないとの誤った結論を引き出 すリスクがあった」と続けた。

ダーリング財務相は、英中銀に最大1500億ポンド相当の資産を 買い取る権限を付与した。英中銀は初回の750億ポンドの大半を英 国債購入に充てることを計画している。

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