米AIG、ボーナス支給で増税の可能性-国民や議員らの怒り高まる

米保険大手アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)は、米政府から4回にわたる公的支 援を受けながら幹部にボーナスを支給していた問題で、議員らから猛 反発を受け、実際に増税を課される可能性に直面している。

ボーカス上院財政委員長(民主、モンタナ州)は17日、AIG を含めて公的支援を受けた企業が支給したボーナスに対し、「最も高 い税金」を課す可能性があると言明。ペロシ下院議長も、複数の委員 会に週内に同じ内容の法案を作成するよう指示したことを明らかに した。

今月15日を支払日としてAIGが1億6500万ドル(約163億 円)のボーナス支給を決定していたことが明るみに出て以来の政治の 動きは、公的資金を活用した金融機関救済策への支持が議会や国民か ら失われていることを示唆している。オバマ政権は将来的な支援策の 承認を取り付けるのが困難になりそうだ。

ドッド上院銀行委員長(民主、コネティカット州)もこの日の公 聴会で、「米国民は激怒している。わたしもそうだ」と語り、「何とか して、これらの資金を取り戻す方法を見つけ出す」と述べた。

オバマ大統領も16日、AIGが同社を破たん間際に追い込んだ デリバティブ(金融派生商品)部門の従業員にボーナスを支給したこ とを痛烈に批判。ニューヨーク州のクオモ司法長官はこの問題に関し て詳細を得るため、AIGに召喚状を送付する考えを表明している。

*T

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE