米社債保証コスト、上昇-クレジットカード返済延滞率の悪化で

17日のクレジット・デフォルトス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが上昇。利用額で 米最大のクレジットカード会社アメリカン・エキスプレス(アメックス) がクレジットカード延滞率の上昇を明らかにしたほか、米鉄鋼メーカー のニューコアが四半期赤字決算の見通しを示したことが響いた。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投 資適格指数のスプレッドは2週間ぶり低水準から上昇に転じた。アメッ クスは16日、返済が30日以上遅れていることを示すクレジットカード 延滞率が2月は5.3%となり、1月の5.1%から悪化したと発表。また、 リセッション(景気後退)の影響で需要が後退するなかで、ニューコア は2009年1-3月(第1四半期)決算の見通しを黒字から赤字に下方修 正、同社債の保証料は2カ月ぶり高水準に上昇した。

金融債の保証コストはほぼ1週間にわたり低下していたが、アメッ クスの発表を受けて上昇に転じた。ドイツ銀行の保険資産運用部門のデ ィレクター、トム・ファリーナ氏は、トレーダーらは20日からのCDS 指数新シリーズへの移行などに向けて準備を進めており、それが大半の 企業の保証コストの方向性がまちまちになるという「テクニカルな」市 場環境をもたらしていると指摘した。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適格 級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレ ッドはニューヨーク時間午後1時47分(日本時間18日午前2時47分) 現在、3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の238bp。 スプレッド上昇は投資家心理の悪化を示す。

CMAデータビジョンによれば、アメックス債のCDSスプレッド は2bp上昇し630bp。ニューコアは26bp上昇の141bp。

CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する期間5年の年 間保証料1000ドルを意味する。

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