米国株:反発、予想外の住宅着工急増を好感-銀行株も高い(2)

米国株式相場は反発した。午前 に発表された2月の住宅着工件数が予想外に前月比で急増したほか、 連邦公開市場委員会(FOMC)が18日の定例会合終了後に景気回復 を目指す追加策の概要を明らかにするとの観測が広がった。

米銀シティグループとJPモルガン・チェースはいずれも上昇。 KBW銀行指数は今月6日以来の値上がり率を46%に伸ばした。KB ホームを中心に住宅建設株が上昇。住宅関連用品小売りのホーム・デ ポは大幅上昇した。米商務省が発表した2月の住宅着工件数は前月比 で22%急増した。増加率は1990年以来で最大だった。

この日はテクノロジー株も上昇した。上げをけん引したのはアッ プル。同社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」のソフトウ エアが更新されたことが好感された。

S&P500種株価指数は前日比3.2%高の778.12。ダウ工業株30 種平均は178.73ドル(2.5%)高の7395.70ドル。ナスダック総合指 数は4.1%上昇した。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の騰落比 率は8対1。

ウエストウッド・ホールディングス・グループのファンドマネジ ャー、マーク・フリーマン氏は、「次から次へと悪材料が出てくるた め、市場はこれまで極端に圧迫されていた。こうした悪材料の流れが 止まっただけで、相場は相当な水準まで戻すことが可能になった」と 語った。

S&P500種は年初来では依然マイナス。金融機関の損失が拡大 し、一部は国有化を免れないとの懸念が強まる中、14%下げている。

FOMC

市場参加者の間では、FOMCが現在6000億ドル規模の住宅ロ ーン担保証券(MBS)およびその他資産の購入プログラムについて、 実施ペースの加速および規模拡大を検討するとの観測が強まっている。

アナリストや投資家は、前回のFOMC以降、景気や雇用状況が 一段と悪化していることからバーナンキ米連邦準備制度理事会(FR B)議長がより積極的な姿勢を示す可能性があると指摘する。

ルースホールド・ウィーデン・キャピタル・マネジメントのポー トフォリオマネジャー、エリック・ビョルゲン氏は「バーナンキ議長 は景気浮揚に向けて応援団長のような役割を果たしている。18日のF OMC後の声明にはある程度楽観的な語調になる可能性がある」と語 る。

JPモルガンはダウ工業株30種平均銘柄のなかで最大の上昇率 を記録。シティグループも上昇した。

住宅建設株

住宅建設のセンテックスが高い。S&P500種の住宅建築株価指 数は6.4%上げた。2月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、 以下同じ)は58万3000戸と、前月比で22%急増し、ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(45万戸)を大幅 に上回った。2月は特に集合住宅の着工件数が前月比で82%拡大した。

ホーム・デポは6.7%上昇。ジェフリーズは同社の市場シェア拡 大を指摘、株式投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

アップルは4.4%高。S&P500種の情報技術株価指数は3.9%の 値上りだった。ネットワーク機器のシスコシステムズは4.5%高。ゴ ールドマン・サックス・グループは、ブレードプラットフォームの市 場投入を理由にシスコ株を「コンビクション・バイ(強い買い推 奨)」リストに加えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE