米FRBの資産担保証券ローン制度、新たな法律が障害にも

米国の民間融資の活性化を目的に した最大1兆ドル(約98兆円)規模のターム物資産担保証券ローン制 度(TALF)。米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年11月に発表 したこの制度の障害は、外国人従業員の採用を困難にする新たな法律 だ。

先月成立した景気対策法には、TALFなど政府支援プログラム を利用する企業を対象に、解雇した米国人従業員を外国人従業員で補 う行為を禁じる条項が盛り込まれた。ヘッジファンドや保険会社など は、外国の優秀な人材確保の妨げになりかねないこの条項を恐れ、T ALFの利用を見合わせる可能性がある。

FRBは既に、先月に予定していたTALFの導入時期を今月に 延期している。さらなる延期があったり、利用する企業数が限られれ ば、その効果は損なわれる。

元財務次官補で現在はグローバー・パーク・グループのマネジン グディレクターを務めるクレイ・ローワリー氏は「われわれは金融機 関をどれだけ厳密に管理するのか、少し慎重になる必要がある」と指 摘した。

同条項によると、外国人従業員に代わって就労ビザを申請する企 業は申請日の前90日間と後90日間、その従業員と同様の職種の従業 員を解雇することができないほか、まず初めに米国人従業員の採用を 試みたことを証明しなければならない。

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