午後の日本株上げ拡大、金融や不動産中心に買い継続-反動売りこなす

午後の東京株式相場は上げ幅を拡 大。新たな金融対策が示されるとの期待から金融株への買いが継続。オ リックスがストップ高まで買い進まれ、三井住友フィナンシャルグルー プ、東京海上ホールディングスの上昇率はともに7%を超す。大京や東 京建物など不動産株も連日の上昇。

午後1時45分時点の日経平均株価は前日比208円66銭(2.7%) 高の7912円81銭、TOPIXは同17.03ポイント(2.3%)高の

758.72。

SMBCフレンド証券の中西文行ストラテジストは、「前日の米国 株が息切れして反落したことを勘案すると、この日の日本株は非常に強 い」と指摘。年度末の接近に伴い、各種追加政策への期待が日々高まっ ている状況で、「いったん戻り売りに押さても、すぐに買い支える動き が出てくる」という。

日経平均は、前週10日に付けたバブル経済崩壊後の安値(7054 円、終値)から16日終値(7704円)まで10%近く上昇。きょう朝方 や午後の取引開始直後には、足元の急激な戻りを警戒した売りで伸び悩 む場面もあったが、売り圧力をこなし、午後の日経平均は午前の高値を 抜けてさらに上値を目指している。

日本時間午後には、英銀2位スタンダード・チャータード銀行のピ ーター・サンズ最高経営責任者(CEO)が17日香港で、ことし1- 2月の業績は好調だったと発言したと伝わっており、市場心理を上向か せる一因になった。

東証業種別指数はその他金融、不動産、保険、石油・石炭製品、機 械、精密機器、輸送用機器など30業種が上昇、下落はサービス、倉 庫・運輸関連、繊維製品の3業種。上昇銘柄は1102、下落銘柄は466。

家電量販の一角高い、日写印やエフピコは大幅安

個別では、光通信を引き受け先とする第三者割当増資を実施するフ ルキャストホールディングスがストップ高まで買われた。風力発電所の 基幹システムを米電力大手に供給することになった日本風力開発も大幅 高。政府・与党が地上デジタル放送完全移行に向け、アナログテレビを 1台2万円で買い取る方向で検討していることが明らかになり、ヤマダ 電機やエディオンなど家電量販店株の一角も上昇。

半面、2009年3月期の連結営業利益が会社計画を下回る見通し、 と17日付の日本経済新聞朝刊で報じられた花王が安い。東証1部の値 下がり率上位には、日本写真印刷、エフピコ、新日本無線などが並ぶ。

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