米FASB:時価会計ルールの柔軟性拡大を提案-企業の裁量認める

米財務会計基準審議会(FASB) は16日、金融危機悪化の原因だとして米議会から見直しを求められて いる時価会計ルールについて、資産評価で企業に「かなりの裁量権」 の行使を認めることを提案した。

FASBのロバート・ハーツ会長は16日にFASB本部で開かれ た会合で、企業は第1四半期の財務諸表に修正ルールを適用すること が可能になると述べた。FASBは同提案について15日間にわたり一 般から意見を募った上で、4月2日に採決を予定している。

ハーツ会長は「わたしは時価会計主義者だが、それは基本的に健 全な市場環境で最も機能するものだ」と述べ、「われわれは要求にすぐ に対応し、さらに責任を負うように努めている」と語った。

同会長は今月12日の公聴会で下院金融委員会のメンバーに対し、 3週間以内にルールの見直しを提案する方針を表明していた。フラン ク下院金融委員長や同委資本市場担当小委員会のカンジョルスキ委員 長は、世界の金融機関が2007年初め以降1兆2000億ドル余りの評価 損・信用損失を計上しているため、FASBに速やかに対応するよう 要請していた。

時価会計は企業に大方の証券を四半期ごとに市場価格で評価する ことを義務付けたルール。ウェルズ・ファーゴなどの金融機関は、市 場の取引が枯渇している状況では、このルールにより企業は資産を格 段に低い水準で評価せざるを得ないため、不合理だと主張していた。

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