2月米住宅着工・許可件数とも過去最低か、PPIは上昇へ-調査

過去70年で最悪の不動産不況が 進行するなか、2月の米住宅着工件数は最低記録を更新しそうだ。ブ ルームバーグ・ニュースが金融・調査機関を対象に実施した調査で明 らかになった。

調査では、2月の住宅着工件数は前月比3.4%減の年率45万戸 (71社の中央値)が見込まれている。この日発表される別の統計で は、燃料コスト高を受けた生産者物価の2カ月連続上昇が示されそう だ。

住宅市場が既に供給過剰になっているところへ、過去最多の差し 押さえ物件が流入して住宅価格を押し下げ、ホブナニアン・エンター プライゼズやトール・ブラザーズなど住宅建設業者が痛手を受けてい る。米連邦準備制度理事会(FRB)とオバマ政権には、信用市場の 迅速な修復と一段の景気落ち込み回避を求める圧力が高まっている。 FRBは17-18日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。

クレディ・スイス・ホールディングス(ニューヨーク)のエコノ ミスト、ジョナサン・バジーレ氏は「信用収縮の問題に加え、失業増 を背景とする消費者信頼感の低下が建設業者に不利に働いている」と 指摘。「即効薬はない。住宅投資は今年いっぱい減少するだろう」と 述べた。

住宅着工件数は、米商務省が午前8時半(ワシントン時間、以下 同じ)に発表する。ブルームバーグ調査での予想レンジは40万-50 万戸。1月は46万6000戸だった。

着工件数の先行指標である住宅着工許可件数は年率50万件(50 社の中央値)と、過去最低に落ち込んだもようだ。

午前8時半に労働省が発表する2月の生産者物価指数(PPI) 全完成品は、前月比0.4%上昇(71社の中央値)とみられている。1 月は同0.8%上昇した。食品とエネルギーを除いたコア指数は同

0.1%上昇(68社の中央値)と、昨年11月以来で最小の伸びになり、 インフレがFRBにとって差し迫った懸念要因にはならない状況を示 しそうだ。

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