サウジ石油相:投資減少と性急な再生エネルギーへの移行に警告

サウジアラビアのヌアイミ石油鉱 物資源相は16日、化石燃料への投資減少と再生エネルギーへの「性急 な」移行に対して、景気が回復局面に入ったときに燃料が不足する可 能性があると警告した。

同相は、ジュネーブで開かれたエネルギー関連の会議で講演し、 今後数十年間は原油、天然ガス、石炭などの化石燃料が世界のエネル ギーの「馬車馬」であり続けるとの見方を明らかにした。

ヌアイミ氏は「安い原油の時代は終わったかもしれないが、原油 が世界の人々の主要なエネルギー源である時代は決して終わってはい ない」と強調した。

同氏は、「緩やかに進歩する」代替エネルギーに性急に切り替え ることについて、化石燃料への投資減少、原油価格をめぐる投機的な 動きの拡大につながるリスクがあるとし、「その結果、世界のエネル ギー安全保障に深刻な逆効果を及ぼしかねない」と指摘した。

ヌアイミ氏は、二酸化炭素(CO2)の地下貯留など新技術が化石 燃料の環境への負担を和らげ、また、原油埋蔵量への理解を進めるこ とで油田の新規発見や生産増大に貢献するとの見方を示した。

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