短期市場:翌日物0.08-0.11%、積み序盤も調達限定-期末越えめど

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.08-0.11%付近で推移。準備預金の積み上げ序盤だが、大手銀 行を中心に3月期末越えの資金手当てにめどが付いている様子で、調 達意欲は強まっていない。日本銀行も高水準の準備預金残高を維持し ており、年度内の資金は潤沢なようだ。

翌日物は前日の加重平均0.103%に対し、地方銀行や一部外国銀 行の調達で0.09-0.11%の取引が見られる。大手銀行の調達希望水準 は0.08%から0.05%まで引き下げられている。1週間物は0.13%付 近で推移している。

インターバンクの市場関係者によると、大手銀行は期末越えの資 金確保が多めになり、足元で準備預金の積み上げを抑制している感じ もあるという。期末越えの調達は一部証券会社でもめどが付いた様子 が見られるとも指摘され、金利は低下方向だという。

3月期末を含む準備預金の積み期間(3月16日-4月15日)に 入り、通常は金利上昇を警戒して積みを進める調達が強まる。しかし、 今年は期末越え資金を早めに手当てした銀行が多いうえ、日銀の潤沢 な資金供給に対する安心感も強く、資金確保を急ぐ様子は見られない。

期末をまたぐ無担保コール2週間-1カ月物は0.30-0.40%前 後で推移している。日銀がたんたんと資金供給を進めるなか、前日の 本店共通担保オペ(期日4月3日)の最低落札金利は前回と横ばいの

0.15%で落ち着いていた。期末まで2週間となり、取引が活発化する 可能性もあるが、金利水準は低下方向との声が多い。

一方、レポ(現金担保付債券貸借)は、23日の国債決済集中日の 取引が注目されている。同日は国債大量償還で大幅な資金余剰になる が、同時に短期国債の発行が総額9.8兆円と集中しており、5年、10 年、20年国債の発行も含めて資金の受け払いが大きい。資金が流れづ らくなれば、現在の0.11-0.12%から上昇する可能性もある。

日銀の金融調節

日銀は午前9時30分、資金供給目的の国債買い現先オペを通知し た。スポットネクスト物(3月19日-23日)が2兆5000億円、1週 間物(3月19日-27日)は1兆円と、いずれも前日と同額。前日の オペの最低落札金利は、スポットネクスト物が下限0.10%、1週間物 は0.12%で横ばいだった。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節は見送られ、この日の当 座預金は1000億円増の12兆4000億円程度、準備預金(除くゆうち ょ銀)は2000億円増の9兆8000億円程度になる見込み。準備預金の 必要積立額(1日平均)は4兆8200億円。

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