花王株が反落、化学品低迷で今期利益は計画未達と報道-来期減益も

家庭用品国内最大手の花王株が反落。 自動車や電機メーカーの生産調整による化学品の需要減や、化粧品の落 ち込みで、今期(2009年3月期)の連結利益が計画を達成できないも ようだと一部で報じられた。市場では業績上ぶれ期待が強かっただけに、 売りが出ている。

同社株はこの日、午前9時3分に前日比1.6%安の1862円で売買 が成立した。その後も値を下げ、同2.1%安の1853円まで売られた。

17日付の日本経済新聞は、花王の今期連結営業利益が1000億円 程度になる見通しだと報じた。家庭用品は堅調なものの、自動車メーカ ーなどの生産調整のあおりで、化学品事業の電子部品洗浄剤などの産業 用化学品関連の受注が低迷。化粧品は消費者の低価格志向やドラッグス トアとの競争激化で花王本体の「ソフィーナ」やカネボウ化粧品が手掛 ける中価格帯の化粧品が振るわないという。

花王は1月29日に連結営業利益予想を従来計画の1170億円から 1030億円に見直したばかり。ブルームバーグ・データに登録されたア ナリスト12人の同予想平均値は1041億円と、会社計画の超過が有力 視されていた。

みずほインベスターズ証券の鈴木博行アナリストは「昨年11月ご ろから化粧品、化学品が厳しくなってきた。この流れは当面続きそう」 と分析する。同氏は10年3月期の連結営業利益が930億円と、減益が 続くとみている。

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