米ウェルズ・ファーゴ会長:金融安定化策を批判-「減配を強制」

米銀ウェルズ・ファーゴのリチャ ード・コバセビッチ会長は、金融安定化プログラムに後から制限を加 え、資本注入行に減配を強いたとして、米政府を批判した。また、金 融機関に対して着手したストレステスト(健全性審査)を「愚かだ」 と評した。

コバセビッチ会長は13日、米スタンフォード大学での講演で、ウ ェルズ・ファーゴ自体は公的資金を受け入れたくなかったが、それを 必要とする金融機関に対して米政府が押し付けたのと同じルールを、 順守しなければならなかったと述べた。

同会長は「政府に要請されたようにやり、さらに後になって条件 を付け加えられるなど、これが米国といえるだろうか」と指摘。「金 融安定化資金の受け入れを強いられなければ、われわれは当時、市場 で民間資金を調達できた」上、手元資金を維持するために減配する必 要もなかっただろうと強調した。

ウェルズ・ファーゴ同様に、貸し出しや差し押さえなどに影響を 与えるとして、金融安定化策の規制にいらだつ金融機関は増えている。 バンク・オブ・アメリカ(BOA)やゴールドマン・サックス・グル ープなどは公的資金返上の意向を明らかにしている。

ウェルズ・ファーゴは6日、四半期配当を85%減額した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE