ヘッジファンド、半数が2年で消滅も-PIMCOのエルエリアン氏

債券ファンド最大手、米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・ エルエリアン最高経営責任者(CEO)は16日、成績不振と償還請 求でヘッジファンド運用会社と企業買収会社の半分が業界から消え ざるを得ないとの見通しを示した。

エルエリアン氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のウェ ブサイトに掲載されたコラムで、「この業界の少なくとも半分が合併 か破たんを通じて向こう2年間に姿を消しても、驚くには値しない」 と記した。

ヘッジファンドや企業買収会社は、サブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローンのデフォルト(債務不履行)が発端で2007年 に始まった信用危機で苦境に立たされている。調査会社ヘッジファン ド・リサーチ(HFR)によると、業界の12%に相当する約920のヘ ッジファンドが昨年閉鎖。残る6800のファンド中、70%で昨年の運 用成績がマイナスだった。また、ブルームバーグのデータによれば、 プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資の成立は発表ベース で昨年は60%余り減少の約2110億ドル。

エルエリアン氏は、ヘッジファンド含む「オルタナティブ(代替) 投資部門は嵐に直面している。かつて優勢だったこれらの資本は資金 調達が一段と困難になっている」と指摘。さらに同業界について、顧 客の償還を制限する「関門」を設けたことで評判を落としたと批判し た。

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