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日本株は続伸、日米の金融政策期待高まる-銀行や不動産に買い先行

朝方の東京株式相場は続伸。日米 できょうから開かれる中央銀行の政策決定会合で、新たな金融対策が示 されるとの期待感から銀行など金融株、不動産株に買いが先行している。

午前9時18分時点の日経平均株価は前日比41円60銭(0.5%) 高の7745円75銭、TOPIXは同2.59ポイント(0.4%)高の

744.28。東証1部の上昇銘柄は929、下落銘柄は540。

日興コーディアル証券の西尾浩一郎マーケットアナリストによると、 政府や中央銀行による政策期待を背景に、「これまで売り込まれてきた 金融株や不動産株を買い戻す動きが継続している」という。

日本銀行は、17日から2日間の日程で金融政策決定会合を開催す る。14日付の日本経済新聞朝刊は、日銀が金融市場への資金供給量を 拡大するため、長期国債の買い取りを増額する方向で検討に入ったと報 道。また16日付同紙では、日銀が銀行の資本増強を後押しするため、 劣後ローンなどを引き受ける新たな金融危機対策を検討していることが 分かった、と伝えている。

一方、米国でも連邦準備制度理事会(FRB)が17、18の両日、 当面の金融政策運営を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。 金融緩和策の拡大が焦点で、りそな信託銀行の下出衛出エクイティチー フストラテジストによれば、日米で「マクロ経済面の低迷が続く中、比 較的早い効果が見込める金融政策への期待が高まっている」という。

政策への期待感から、三菱UFJフィナンシャル・グループやみず ほフィナンシャルグループといった銀行株が高く、東京海上ホールディ ングスなど保険株、大和証券グループ本社など証券株にも買いが先行。 資金繰り懸念の後退を背景に、オリックスなどその他金融株、三菱地所、 東急不動産など不動産株も高い。

花王やアステラ薬が売り先行

半面、2009年3月期の連結営業利益が前期比14%減の1000億円 程度と、1月に下方修正した予想を30億円ほど下回る、と17日付の 日経新聞朝刊で報じられた花王が安い。米医薬品CVセラピューティク スへの敵対的TOB(株式公開買い付け)を撤回し、買収を断念したア ステラス製薬も売り先行。09年3月期末の配当を見送るニチアス、前 期(09年2月期)に有価証券評価損を137億円計上する東京スタイル も下げている。

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