債券相場は下落、米債安や株高警戒-入札結果無難も日銀会合見極め

債券相場は下落(利回りは上昇)。 前日の米国債下落や日経平均株価の続伸を受けて、売り優勢の展開が続 いている。午後に発表された20年債入札結果は無難だったが、きょう からの日銀金融政策決定会合を控えて、様子見姿勢が強い。

新光証券チーフ債券ストラテジストの三浦哲也氏は、「20年債入 札は想定通りだった。午前から期間の長いゾーンの現物債が重い」と述 べた。

市場では、「前日の米国市場で株価が上昇し、債券が売られたこと に反応した」(JPモルガン証券シニア債券ストラテジストの徳勝礼子 氏)との声も聞かれた。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)1.9%の20年利付 国債(109回債、3月発行)の入札結果は、最低落札価格が99円60 銭、平均落札価格は99円72銭となった。

最低価格は、市場予想(99円60銭)と一致した。最低と平均落札 価格の差である「テール」は12銭と、前回債の4銭から拡大。応札倍 率は2.69倍と前回債の3.12倍から低下した。

東京先物市場で中心限月6月物は、午後に入って安値圏で推移、 一時は前日比45銭安の138円46銭まで下落した。その後は138円台 半ばで推移している。6月物の午後1時13分時点での売買高は1兆 7076億円程度。

現物債市場で、新発10年物の299回債利回りは、午後に入って若 干水準を切り上げ、一時は2ベーシスポイント(bp)高い1.315%ま で上昇した。その後は1.5bp高い1.31%で推移している。また、前回 入札された20年物の108回債利回りは2.5bp高い1.92%での取引だ。

日経平均株価は3営業日続伸。午後1時16分時点では前日比156 円77銭高の7860円92銭で推移している。

日銀は17日午後から2日間の日程で金融政策決定会合を開催する。 新光証の三浦氏は「長期国債買い切り増額検討との報道が出ているが、 上値を攻めきれない状況が心配。追加経済対策のための民間有識者会議 メンバーを見ても財政に積極的な感じだ」と指摘した。

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