ホクト株が大幅続伸、増収増益確実で2円増配-配当利回りは年3%超

キノコ大手のホクトの株価が大幅 続伸。一時は前日比4.3%高の1755円と、約1週間ぶりの水準に戻し た。業績は計画通り順調に推移、増収増益が見込まれるとして今期の年 間配当を2円増やし、年52円にすると前日発表した。株主還元に前向 きな会社だとみられ、買いが集まった。

16日終値で算出した配当利回りは3.1%。期末に向け、個人投資 家を中心に配当取りの動きが強まっており、素直に好感された。ホクト では、3月31日現在の株主名簿に記載された100株以上の株主に対し、 エリンギやブナシメジなどのキノコ詰め合わせセットも贈呈している。

いちよし経済研究所の西平孝シニアアナリストは、「減配を発表す る企業が多い中で、増配を公表できる企業は少なく、目立つ。過去1年 間値持ちが良かったため、直近では換金売りに押されて安値を更新して いたが、季節的にそれもピークアウトした」と指摘、投資判断「極めて 投資妙味あり」を継続する方針だ。

ホクトが今月10日に公表した2月の月次売上高は前年同月比

7.5%減の31億7100万円。自社の計画も0.4%下回ったが、これまで の貯金により、11カ月間累計では365億円と計画を3.3%上回る。

西平氏は今後の同社の株価形成上の焦点として、米国や台湾などの 海外事業の立ち上がり、今秋設置予定の佐久工場(長野県:ブナシメジ 年間生産量3200トン、売上高18億円)の稼働状況の2点に言及。そ の上で、「いまの株価水準は割安」(同氏)と見ている。

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