短期市場:翌日物は0.10%前後か、23日の決済日のレポ取引に注目

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後で横ばいか。準備預金の積み上げ序盤だが、日本銀行 が同残高を9兆円台の高水準で調節しており、調達は強まらない。年 度内の資金が潤沢ななか、レポ(現金担保付債券貸借)は23日の決済 集中日の取引が注目されており、金利上昇を警戒する声もある。

16日の翌日物の加重平均金利は横ばいの0.103%。積み初日の準 備預金は9.6兆円と潤沢。朝方から日銀の誘導目標0.1%を下回り、

0.05-0.09%程度で推移した。午後は取引が閑散になった。17日受 け渡し分は0.09-0.10%程度、1週間物は0.13%程度で取引された。

3月期末を含む積み期間(3月16日-4月15日)に入り、通常 は金利上昇を警戒して積みを進める調達が強まる。しかし、今年は日 銀の潤沢な資金供給に対する安心感が強く、年度末越えの調達金利も 低下傾向で、資金確保を急ぐ動きはなさそうだ。

レポは0.11-0.12%で低位安定しているが、3営業日後の23日 に始まる翌日物(T+3)は上昇が警戒されている。同日は国債大量 償還で大幅な資金余剰になるが、短期国債の発行が総額9.8兆円と集 中しており、5年、10年、20年国債の発行も含めて資金の受け払いが 大きい。レポに資金が流れづらくなる可能性があり、日銀の資金供給 の拡大を期待する声も聞かれる。

期末をまたぐ無担保コール2-3週間物は様子見が続きそうだ。 前日の本店共通担保オペ(期日4月3日)の最低落札金利は、11日の 同オペ(期日4月2日)と同じ0.15%、平均金利は1.2ベーシスポイ ント低い0.158%で、応札倍率は3.73倍に上昇した。期末まで2週間 となり、取引が活発化する可能性もある。

準備預金9.8兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は1000億円増の12兆4000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は2000億円増の9兆8000億円程度になる見込み。短資 会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)4兆8200億円と積み終了先 2兆4800億円から推計した中立水準は7兆3000億円程度になる。

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