米欧企業の社債保証コスト、低下-G20とOPECの景気支援表明で

16日のクレジット・デフォルトスワ ップ(CDS)市場では、米欧企業の社債保証コストが低下。20カ国・ 地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が銀行の不良資産処理を支援す ることを約束したほか、石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送った ことが影響した。

金融機関が融資により積極的となり、エネルギー費が減少する可能 性を背景に、企業の信用危機が後退するとの観測が広がった。金融機関 は総額1兆2000億ドルを超える評価損・貸倒損失につながった不良資産 を抱えてバランスシートが悪化しており、これまで政府支援を企業向け 融資に転嫁することに消極的だった。

ウニクレディトのストラテジスト、フィリップ・ギスダキス氏は「 大きなメッセージは、G20とOPECの首脳陣が成長を創出する一方、 リセッション(景気後退)を回避し、事態をこれ以上悪くしないために あらゆる手段を取る意向だということだ」と指摘した。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、北米の投資適格 級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数のスプレ ッドはニューヨーク時間午後零時10分(日本時間17日午前1時10分) 現在、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の230bpと、 2月27日以来の低水準。JPモルガン・チェースのデータでは、主に高 リスク・高利回りの欧州50銘柄で構成するマークイットiTraxxク ロスオーバー指数は22bp下げて1070bpだった。

同指数は、デフォルト(債務不履行)に対して社債を保証するコス トの指標で、スプレッド上昇は信用の質が劣化したとの認識、低下は質 が改善されたとの認識を示す。CDSスプレッド1bpは債務1000万ド ルに対する期間5年の年間保証料1000ドルを意味する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE