オバマ米政権:中小企業の資金繰り支援策発表-融資の政府保証拡大

オバマ米大統領とガイトナー財務 長官は16日、政府による融資保証拡大と、150億ドル(約1兆4700 億円)規模の資産担保証券買い上げを柱とする中小企業の資金繰り支援 策を発表した。

オバマ大統領はホワイトハウスで開かれた事業主や銀行関係者、議 員らが出席した会合で、「中小企業は米国経済の中核だ」と強調。この 日発表した措置は、継続的な中小企業支援の「第一弾」だと説明した。

ガイトナー財務長官は銀行に対し、融資提供に向けた「一層の努 力」を要請するとともに、金融危機における役割を考えれば、銀行は景 気回復に力を貸す「特別な責任」を負っていると指摘した。

政府の融資支援では、米中小企業局(SBA)の支払い保証率を 90%に引き上げ、金融機関のリスクを軽減する。現行制度では、15万 ドル以下の融資については85%、15万ドルを超える融資は最大75% の支払いを保証している。

さらに、融資の額面の最大3.75%かかっていた保証関連手数料を 16日から撤廃する。2月17日以降に融資を受け、手数料を支払った人 には手数料が払い戻される。政府当局者は、手数料撤廃によって資金調 達コストが低減すると説明した。

オバマ大統領はまた、財務省に対し、金融安定化資金7000億ドル のうち最大150億ドルを活用し、融資債権を裏付けとする資産担保証 券の買い上げを31日から開始するよう指示した。銀行の手元流動性を 改善させ、融資を促進する狙いがある。

公的資金注入を受けた大手21行に対しては、中小企業への融資状 況を毎月報告するよう義務付ける。その他の銀行についても四半期ごと の融資状況報告を求める計画だ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE