2月のユーロ圏インフレ率改定値:1.2%-10年ぶり低水準付近(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロ スタット)が16日発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(改定 値)は、前年同月比1.2%上昇と、2日公表された速報値から変わら ずとなった。

第2次世界大戦後で最悪の世界的なリセッション(景気後退)の 影響で、インフレ率は10年ぶり低水準付近にとどまった。1月は前 年同月比1.1%上昇と、10年ぶりの低い伸びだった。

ユーロスタットが同時に発表した昨年10-12月(第4四半期) のユーロ圏雇用は前期比0.3%減と、2四半期連続のマイナスとなっ た。減少率は1995年の統計開始以来で最大。

ING銀行の上級エコノミスト、マーティン・ファンフリート氏 (アムステルダム在勤)は「当社を含む大方のアナリストらは、欧州 中央銀行(ECB)がデフレリスクを過小評価していると考えている。 総合インフレ率が低下するリスクがあり、コアインフレ率の低下が家 計や市場のインフレ期待に影響を及ぼし始めるだろう。こうした展開 をECBは否定していると言える」と語った。

ECBのトリシェ総裁は先週、ユーロ圏におけるデフレリスクは 「無視できる範囲」との見解を示していた。

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