セ硝子株が続伸、IBMと新規水処理膜材料を開発-商業化が目標

ガラス製品を基軸に、ファインケ ミカル製品などを手掛けるセントラル硝子の株価が続伸。午後に入って 一時、前週末比4.3%高の313円と約1カ月ぶりの高値水準を回復し た。米コンピューターサービス最大手のIBMと共同で開発した水処理 膜材料が汚染物質の除去などに効果があると公表し、将来的な商業化な どが期待された。

午後2時から同30分までで、51件、23万1000株が約定。同時刻 までの累積出来高(77万5000株)の約3割を占める。

セ硝子と日本IBMがこの日午後2時に公表した報道資料によると、 両社が開発した新規水処理膜材料はフッ素化合物を用いている。従来の 水処理膜材料では耐性が不十分とされてきた塩素殺菌時の塩素などにも 対応ができるほか。ヒ素の除去にも有効で、汚染水から安全な飲料水の みを取り出すことも可能という。

セ硝子化成品事業企画室の山中一広氏によれば、「海水淡水化など での用途を想定しながら、IBMと事業化プランを検討している」段階 で、商業化のめどは現時点では未定。研究成果は2月25日から開催さ れた米化学会ポリマーケミストリー研究会で学会発表済みという。

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