午後の日本株は伸び悩む、戻り急で反動売りも-金融や不動産は堅調

午後の東京株式相場は伸び悩み。 日経平均株価は前週10日に付けたバブル経済崩壊後の安値(7054円、 終値)からきょうの高値まで10%強上昇しており、戻りピッチの速さ を警戒した売りが相場全般の上値を抑制している。

一方、各国金融政策の推進によって信用リスク不安が後退するとの 期待が広がっており、三井住友フィナンシャルグループなど3大金融グ ループは引き続き上昇。アコムやアイフルなどその他金融株は午後に入 って値を切り上げ、不動産では大京、東急不動産、野村不動産ホールデ ィングスなどの上げが目立つ。

午後1時40分時点の日経平均株価は前週末比149円25銭 (2%)高の7718円53銭、TOPIXは同17.67ポイント (2.4%)高の741.97。

かざか証券の田部井美彦市場調査部長は、前週末に日経平均がこと し最大の上昇率を記録したこともあり、「朝方の買い一巡後に利益確定 売りに押される懸念があった」と指摘。しかし、午前に売り圧力をこな して一段高となったため、弱気派が減っているといい、「午後にやや伸 び悩んでいるものの、全般的に底堅い印象」という。

また田部井氏は、商船三井など海運株、三菱商事など商社株が上昇 している点に着目。信用取引の買い残高が多い海運や商社も買われ、相 場に厚みが出てきつつあり、「日経平均は8000円の節目も視野に入っ てきた」としている。

電子部品堅調、日揮急落

各国財政政策の積み増し観測を背景に、電機や精密機器、輸送用機 器、ゴム製品といった輸出関連株も上昇。電子部品株の上げが目立ち、 ゴールドマン・サックス証券が投資判断を上げたロームが大幅高となっ ているほか、村田製作所、ホシデン、SMKなども高い。

東証1部の値上がり率上位には、大和システム、日本無線、新生銀 行、昭栄、NISグループなど中低位株が目立つ。

半面、JPモルガン証券による投資判断の引き下げを受けた日本興 亜損害保険が大幅安。クウェートのナセル首相が製油所の建設プロジェ クトを停止する方針を示したと伝わったことを受け、日揮は急落。TA C、ソフトブレーン、あおぞら銀行、バルスなどの下げも目立つ。

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