米FRB議長、国債買い入れ発表も-英債の利回り低下で追随か

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長には、マサチューセッツ工科大学(MIT)のかつて の同僚であるイングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁から学ぶ べきことがあるかもしれない。

キング総裁は5日、国債などの買い入れによって資金供給量を増 やす方針を発表。バーナンキ議長が言及したにすぎない措置を実行に 移した。

滑り出しは好調だ。13日の10年物英国債利回りは2.94%と、少 なくとも20年ぶりの低水準に低下した。5日の国債買い入れ発表前に は3.64%に達していた。

元FRB理事で現在はマクロエクノミック・アドバイザーズの副 会長を務めるローレンス・マイヤー氏は「イングランド銀は、FRB がその効果に懸念を抱いている資金供給策を実際に実験している」と 指摘した。

バーナンキ議長率いる連邦公開市場委員会(FOMC)は17日か ら2日間の日程で定例会合を開き、悪化する景気見通しや対応策を討 議する。前回の会合後の声明では、「期間の長い米国債の買い入れが 民間信用市場の状況改善に特に効果を上げると判断すれば、これを実 施する用意がある」との考えを示していた。

株式相場はその後下落。S&P500種株価指数は先週11%上昇し たものの、過去1カ月半ではなお13%安となっている。2月の失業率 は8.1%と、25年ぶりの高水準を記録。2月28日終了週の失業保険継 続受給者数も531万7000人と、過去最高だった。

米金融政策に関する論文を出しているオレゴン大学の准教授ティ ム・ダイ氏は「米経済は一本調子で悪化している」と指摘。「金融当 局は金融システムに大量に資金を供給する必要がある」との見方を示 した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE