2月の米鉱工業生産は低下か、自動車減産や輸出落ち込みで-BN調査

2月の米鉱工業生産は、自動車各 社が減産し、輸出落ち込みの影響が米国全体に広がるなかで、過去7カ 月で6回目の低下になったもようだ。ブルームバーグ・ニュースが金 融・調査機関の予想をまとめた調査で明らかになった。

68社の中央値では、米鉱工業生産指数は前月比1.3%低下とみられ る。この日発表される別の指標では、製造業や住宅建設セクターが3月 も低迷している様子が示されそうだ。

過去70年で最悪の金融危機で、世界中で消費者や企業向けの融資 が抑制され、自動車や住宅、航空機、コンピューターの販売が落ち込む 事態を招いている。ボーイングやユナイテッド・テクノロジーズなどの 米企業は、世界経済が縮小するなか、コスト節減のため数千人規模の人 員削減を発表した。

ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのエコノミスト、 ザック・パンドル氏は「消費主導による回復の可能性が非常に高いとは 考えにくく、企業は新規の投資プロジェクトへの支出を削減し続けてい る」と指摘。「企業は一段の減産に動く公算が大きい」と述べた。

鉱工業生産指数は連邦準備制度理事会(FRB)が16日午前9時 15分(ワシントン時間、以下同じ)に発表する。調査の予想レンジは 前月比2.2%低下-0.3%低下。

2月の設備稼働率は71%(59社の中央値)と、1982年以来で最低 となりそうだ。

ニューヨーク連銀が午前8時半に公表する3月の同地区の製造業景 況指数はマイナス30.8(45社の中央値)が見込まれている。2月はマ イナス34.7で、2001年の統計開始以来の最低だった。同指数ではゼロ が景況の拡大と縮小の境目を示す。

全米ホームビルダー協会が午後1時に公表予定の3月の米住宅市場 指数は9(37社の中央値)で、前月と同水準になりそうだ。同指数は 1月に過去最低の8まで低下していた。

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