石井表記株が急反落、電子機器低迷で今期減収減益へ-太陽電池も一服

プリント基板製造装置や太陽電池製 造装置などを手掛ける石井表記の株価が急反落。IT(情報通信)産業 の世界的な減産を受けて、主力の電子機器部品製造装置の需要が減退し ている。今期(2010年1月期)は減収減益に転じる見通しを示しため、 失望売りが膨らんだ。

株価は前週末比12%安の1110円と、08年12月5日に付けた52週 安値の1085円まで、あと2%まで値下がりした。

会社側が前週末13日の取引終了後に公表した今期連結業績予想に よると、本業のもうけを示す営業利益は前期比62%減の11億円。液晶 表示装置の製造過程で使用されるインクジェットコーターの需要は伸び ているが、主力のプリント基板製造装置の受注が減少。アジア勢からの 太陽電池製造装置の受注も一服し、電子機器部門が伸び悩むと予測した。

いちよし経済研究所の大澤充周シニアアナリストは、「プリント基 板製造装置の落ち込みで今期の減収減益は避けられないとみてきたが、 営業利益目標は低すぎる」と指摘。この日午後1時から開かれる決算説 明会で、業績予想の前提などが明らかになれば、悲観的とみられる会社 側の想定を精査し直すことが可能としている。

大澤氏はむしろ、会社側が公表した中期経営計画で11年1月期の連 結営業利益を39億円と設定したことに注目する。「この程度の回復が可 能とみられれば、1月高値の1845円が意識されていくだろう」(大澤氏) と述べた。

会社側の来期(11年1月期)連結売上高計画は287億円。太陽電池 ウエーハが96億円(今期計画比12%増)、太陽光関連装置が57億円(同 12%増)、インクジェットコーターが37億円(同4.5倍)、プリント基 板製造装置が34億円(同37%増)と見込んだ。今後は太陽光関連を伸 ばす構えだ。

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