アステラス:米社の敵対的買収を断念、対抗TOB価格高過ぎと判断

米医薬品CVセラピューティクスに 総額11億ドルの敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けていたアス テラス製薬は16日、同TOBを撤回、CV買収を断念した。同業の米ギ リアド・サイエンシズの対抗TOB価格が高過ぎると判断した。

アステラスが1株16ドルでCVにTOBをかけたのに対して、ギリ アドは同20ドルを提案、CVもギリアドへの身売りで合意した。16日 の開示資料によると、アステラスは現在の買収提示額を引き上げること はせず、TOB終了の手続きに入る。

CVの買収防衛策発動差し止めを米デラウェア州衡平法裁判所に求 めていた訴訟も取り下げる予定。

カリヨン証券の桜井満也アナリストは、アステラスは冷静な判断を したと評価した上で、「やたらに買収合戦をすることを株主は不安視し ており、短期的には株価にはポジティブ」と予想した。同時に「長期的 には、将来成長するための製品は必要」として、アステラスにとって他 社を合併・買収(M&A)することは不可欠と指摘した。

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