短期市場:翌日物は0.10%前後か、積み上げ初日も準備預金が潤沢

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後で横ばいか。準備預金の新しい積み上げ期間が始まる ことで調達需要の増加が見込まれるものの、日本銀行は年度末に向け て潤沢な資金供給を実施しており、この日も準備預金残高が高水準に なることで資金需給には余裕がある。

前週末13日の翌日物の加重平均金利は0.2ベーシスポイント (bp)低下の0.103%。積み最終日だったが、積みにめどが付いた銀 行が多く、朝方の取引が一巡すると調整的な調達に終始した。取引の レンジは0.08-0.12%程度。16日受け渡し分は0.09%程度だった。

この日から年度末を含む積み上げ期間(3月16日-4月15日) が始まる。この日は国庫短期証券(TB)3カ月物と2年国債の発行 日にもあたり、ある程度の調達需要の回復は見込まれている。

ただ、日銀は潤沢な資金供給で年度末も市場安定を維持するとみ られており、積み初日の準備預金残高も9兆6000億円の高水準。日銀 の資金供給量を示す日銀当座預金残高が再び増加しており、今後は年 度末をまたぐ資金供給がさらに拡大されると予想されている。

年度末越えの翌日物となる全店共通担保オペ8000億円(3月31 日-4月1日)の最低金利は、前回より2bp低い0.23%、平均金利は

0.4bp低下の0.256%で、応札倍率は3.89倍と前回の4.09倍から低 下した。根強い需要が指摘されたが、金利低下は続いた。

準備預金9.6兆円の見込み

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、この 日の当座預金は7000億円増の12兆3000億円程度、準備預金(除く ゆうちょ銀)は7000億円増の9兆6000億円程度になる見込み。短資 会社各社の予想では、即日の金融調節は見送られるとの見方が多い。 準備預金の必要積立額(1日平均)は4兆9500億円。

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