ドイツ銀CEO:利益目標を堅持、政府支援は不要とあらためて表明

ドイツの銀行最大手ドイツ銀行の ヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO、61)は15日、同行 の利益目標の堅持を主張するとともに、政府支援は不要との見解をあ らためて示した。

アッカーマンCEOはミュンヘン近郊での講演で、「利益は企業に 雇用や納税、競争力ある商品の提供、資本調達を可能にさせる上で不 可欠だ」と述べ、「ドイツ銀行は政府支援を必要としない。当行は好況 時に計上した高い利益のおかげで十分な資金を蓄えている」と強調し た。

欧米各国政府が1930年代以降で最悪の金融危機に対応して銀行 の救済を進めるなか、アッカーマンCEOは繰り返し、政府支援は不 要との立場を表明してきた。同CEOが税引き前の株主資本利益率(R OE)目標を25%としていることについて、ドイツの政治家の間では リスクテークを奨励するものだとの批判が以前から根強い。

これについてアッカーマンCEOはこの日、「経営を可能な水準よ りスローダウンして競合他社に当行を追撃する時間を与えるべきだっ たとは思わない」と述べ、「これまで説明してきたように、25%のR OE目標は世界で最高の金融機関が達成してきた水準であり、当行が 世界的な競争に対応できていなければ、その点で批判されていたはず だ」と指摘。さらに、「25%のROEを目指していなければドイツ銀 行は今とは違う銀行となっていたはずで、政府支援を必要としていた だろう」と語った。

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