G20共同声明:世界の景気回復のために継続した努力(3)

英国南部ホーシャムで開かれた20 カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は14日、世界的なリセ ッションから脱却するために、継続した努力を行うとの共同声明を採択 した。

ガイトナー米財務長官は国内総生産(GDP)比で最低2%の財政 刺激策を各国に呼び掛けていたが、欧州諸国は十分な財政刺激策を取っ ているとして反発したため、妥協が図られた。

G20声明は国際通貨基金(IMF)に対し、各国の財政政策を監 視し、一段の措置が必要でないか判断することを求めている。シュタイ ンブリュック独財務相は市場が依然として不安定な中で、「次々と経済 に資金を投入しても合理的ではない」と指摘。ドイツとフランスが世界 経済が回復した際の「出口戦略について協議することが重要だ」との点 で合意したと語った。

同声明は、金融機関への流動性供給や公的資金注入などにより、銀 行の融資を再開させることが「重要な優先課題だ」と指摘。政策金利が 過去最低水準に引き下げられた後で、各国中央銀行が必要とされる限り 緩和政策を維持し、あらゆる金融政策の手法を活用すると強調した。

G20は国際通貨基金(IMF)の財源の大幅増額で合意。新興市 場国が発言力を拡大すべきだとしている。IMF財源で具体的な目標は 挙げていない。

またG20は、将来の危機防止のために各国の監督当局の連携を強 化することで意見が一致。格付け会社やクレジットデリバティブ市場な どが監視強化の対象となる。

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