ドイツ:不良資産の引き取りで「バッドバンク」検討-関係者

ドイツのメルケル政権は金融機関 の不良資産を満期まで引き取る計画を検討している。事情に詳しい関 係者3人の話で明らかになった。政府が救済資金を増やすことなく、 金融機関は多額の評価損計上を回避できるという。

詳細が連邦議会議員に示されていないことを理由に匿名を条件に 語った複数の関係者によると、政府の諮問委員会が検討しているもの で、不良資産の価格設定をしないで済むとされる。市場が回復すれば 損失が少なくなると想定し、金融機関は不良資産を国営の「バッドバ ンク」に「置いて」おくことになる。

フランクフルト・スクール・オブ・ファイナンス・アンド・マネ ジメントのディレクター、ウォルフガング・ゲルケ氏はインタビュー で「金融機関の帳簿から不良資産を取り除くことはスムーズに行った ためしがないが、今回は急いで取り組まねばならない」と指摘した。

メルケル首相は昨年10月、5000億ユーロ規模の金融救済基金を 設立。短期金融市場の活性化やドイツの銀行大手コメルツバンクへの 公的資金投入などに充てた。ただ、3000億ユーロに上ると推定される 不良資産の切り離しについては、いろいろな案が検討されたが、いず れもうまく行っていない。

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