消える「トリプルA」の超優良企業、GEもバークシャーもトヨタも

信用危機のおかげで最上級のトリ プルAの格付けを持つ優良企業が消えつつある。総合電機の米ゼネラ ル・エレクトリック(GE)も、著名投資家ウォーレン・バフェット 氏が率いる米バークシャー・ハサウェイも、格下げを喫した。

フィッチ・レーティングスは12日、バークシャーの格付けを 「AAA」から引き下げた。デリバティブ(金融派生商品)取引など のリスクとバフェット氏の役割の大きさを理由に挙げた。格付け会社 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も同日、1956年以来G Eに付与していた最高格付けを引き下げた。

YCMネット・アドバイザーズの主任投資ストラテジスト、マイ ケル・ヨシカミ氏は、信用危機が超優良企業への人々の見方まで変え たと指摘する。S&Pは現在、マイクロソフトなど非金融関連の米企 業5社を「AAA」に格付けしている。同社によれば、1982年には 60社が最高格付けを得ていた。

「最後には多分、トリプルAは米国債だけになってしまう」とヨ シカミ氏は話す。トリプルAを失っているのは米企業ばかりではない。 自動車世界一の座を米ゼネラル・モーターズ(GM)から奪ったトヨ タ自動車も2月6日、ムーディーズ・インベスターズ・サービスによ って「Aaa」から格下げされた。

バフェット氏は「オマハの賢人」と呼ばれ、世界の投資家の厚い 信頼を得ている。ニューウェッジ・グループのシニアストラテジスト、 カービー・デーリー氏は「バフェット氏の大ファンは数多い。バーク シャーの格下げは彼らに、今回の危機があらゆるところに浸透し、誰 一人これから逃れることはできないことを痛感させるだろう」と話し た。

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