マツダ:来期固定費10%以上削減へ-キャッシュフロー黒字化(3)

自動車輸出で国内2位のマツダは 13日、来期(2010年3月期)の総固定費を今期(09年3月期)見込 みに比べ10%以上削減することを明らかにした。また、事業活動で自 由に使える資金を示すフリーキャッシュフローが第4四半期(09年1 -3月期)以降は黒字化する見通しを示した。

マツダは、世界的な自動車需要の急速な冷え込みや円高の進行で 今期8年ぶりに赤字見込みとなったのを受けて、グローバルでの生産・ 在庫調整、固定費の削減など緊急対策に乗り出している。このうち固定 費の削減では役員報酬の自主返納や幹部社員給与の減額、休業日の設定 による一般社員給与の一部カットを始めている。さらに広告・宣伝費や 経費の見直しなどにより来期の固定費は10%以上の削減を目指す方針。 具体的な総額は明らかにしていない。

また昨年12月末までの9カ月間に1967億円の赤字となったフリ ーキャッシュフローが、第4四半期以降は四半期ベースで黒字化すると の見通しを明らかにした。

マツダの尾崎清専務兼最高財務責任者(CFO)は12日、今後の 資金調達に関するブルームバーグ・ニュースの質問に電子メールで回答 し、「在庫調整に取り組んでおり、キャッシュフローの底は脱したと考 えている。来期のキャッシュフローについても現在見直しを行っている が、操業度改善に伴う運転資金改善、商品の端境期による設備投資の減 少等あり、ブレークイーブン以上を目指したい」とした。

また資金繰りについて尾崎CFOは「市場環境などを勘案し適宜、 資金調達を実行する予定であるが、現在手付かずの2000億円のコミッ トメントラインがあり、今後の返済予定も含め充分に資金手当てできて いる」と回答した。マツダによると昨年3月にコミットメントラインの 総枠を2000億円に拡大したという。

マツダの株価13日終値は前日比10円(7.5%)高の143円。

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